
第三事業部部長澤井 源
前職では、展示会のディレクション会社で約7年間働いていました。東京ビッグサイトや幕張メッセなどで、展示ブースの設計・施工・運営を手掛ける仕事でした。しかし、展示業界は「作って壊す」の繰り返しであり、「残るものを作りたい」という想いが強くなりました。
その後、会社の経営破綻を機に転職を決意。エス・バイ・ティを選んだ理由は、「発展途上の組織で成長過程を体験したい」という想いがあったからです。規模が大きすぎず、小回りの利く環境で働きながら、会社の成長に貢献したいと考え、入社を決めました。
施工品質を支える要素のひとつが、クオリティ管理と職人との強い連携です。
施工を行う際、まず現場の寸法を測定し、図面をCADに落とし込み、墨出し作業を行います。
何もないスケルトン状態から、図面を基に空間を立体的に構築していく工程は、内装施工の醍醐味のひとつです。
また、全国の協力業者との強固なネットワークも大きな強みです。
長年の実績と継続的な案件の提供により、地方の業者とも信頼関係を築いています。
その結果、全国どこでも安定した品質の施工を提供できるようになり、大手企業からの依頼が増えています。

エス・バイ・ティは、多重下請け構造を排除し、直接協力業者と契約することでコストを抑えています。 一般的に、大手の内装会社では施工が何層にも渡る下請けに流れるため、コストが膨らみます。しかし、当社では元請けとして業者と直接つながることで、適正な価格で高品質な施工を実現しています。
また、第三事業部では「バラ発注」を活用し、コストコントロールを徹底しています。他の事業部では一括発注することが多いですが、当事業部では施工ごとに細かく業者を選定し、コストと品質のバランスを最適化しています。
第三事業部には現在、女性スタッフが2名在籍しており、若手育成に力を入れています。一般的に内装業界は分業制が多いですが、当社では設計・施工・コスト管理までトータルに学べる環境を提供しています。
特に重要なのは、施工管理における「4つの管理業務」です。
1.工程管理(工程計画・スケジュール調整)
2.予算管理(コストコントロール・発注管理)
3.クオリティ管理(施工品質のチェック・業者との調整)
4.安全管理(現場の安全確保・リスク管理)
この4つを理解し、施工現場で適切に実行できるスキルを身につけることが、施工管理者としての成長につながります。
エス・バイ・ティでは、年齢や経験を問わず、内装業界に興味を持ち、自ら学び成長できる人材を求めています。 施工管理の仕事は、単に指示を出すだけではなく、現場全体を見渡しながら効率的にプロジェクトを進める能力が求められます。
また、「頑張る」よりも「興味を持ち続ける」ことが大切だと考えています。興味を持ち、継続的に学びながら仕事に向き合うことで、自然とスキルが身につき、一流の施工管理者へと成長できます。
第三事業部としては、売上拡大と人材育成の両立を目指しています。特に、現在育成中の2名の女性社員を一人前の施工管理者として成長させることが、短期的な目標のひとつです。
また、エス・バイ・ティ全体としては、全国でより多くの案件を手掛けるため、さらなる業務効率化と組織強化が必要だと考えています。全国対応の施工力を活かし、より大規模なプロジェクトにも挑戦できる体制を整えていきたいです。